土鍋でご飯を炊くメリットと方法について

自炊

炊飯というと炊飯器で炊くものだとお思いの方も多いのではないでしょうか?
結論から言うと一人暮らしでは炊飯器は不要と考えます。

炊飯器を使うメリットはスイッチを入れれば勝手にご飯を炊いてくれるところ。
しかし、毎日ご飯を炊く必要があるでしょうか?毎日使う→毎日釜を洗うという手間が生じます。

一人暮らしでは食べる量はたかが知れています。
自分の食事量、冷凍庫のスペースと相談する必要はありますが、週に1、2度土鍋でご飯を炊いて冷凍保存すればレンジで解凍するだけで炊きたてのご飯が食べれます。

なぜ土鍋で炊飯をするのが良いのか?他にも下記のようなメリットがあります。

  • 大きめの土鍋(9号以上)を用いることで一度に大量生産が可能
    …一度に6合(お茶碗並盛11〜13杯位)炊くことができます。
  • 土鍋での炊飯に慣れるとフライパン、グリル鍋など他の調理器具でも炊飯可能になる
    …仕組みが理解できるため、応用が効くようになります。
  • 土鍋でご飯を炊けるという実績が、自分は料理ができるという自信に繋がる
    …「あれ?自分ひょっとして料理向いているかも知れない」と良い錯覚を起こせます。
  • 人に聞かれた際、肯定的なことしか言われない
    …今まで人に「土鍋で炊くと美味しいよね」「土鍋で炊いてるなんてすごいね」この2パターンしか言われた覚えがありません。技術が進歩している現代においても何故か肯定的に捉えられる昔ながらの調理法、それが土鍋炊飯なのです。

もちろん土鍋炊飯にはデメリットもあります。

火を使うので、12分程は火元から離れることができないという点です。
このデメリットはこの時間で何をするのかを決めておくことが一つの解決方法となります。

別の料理を作る時間にあてるのももちろんいいですが、おすすめは掃除です。
普段おろそかになっているシンクを洗剤できれいにしてみる。冷蔵庫の汚れを拭き取る等。

デメリットを逆手に取って有効な時間に変えていきましょう。


ここまで読まれて

「もう自分は炊飯器を持っていて、毎日釜を洗う手間は苦にならない。」

「大きな炊飯器があり、すでに週1の炊飯→冷凍保存を取り入れているため、
あえて土鍋に変えるメリットがない」

という方は、別に無理に土鍋を使うことはないと思います。

只、小さい炊飯器で毎日炊飯をしている方、ご飯はもっぱらパックご飯で済ませている方。
土鍋(9号)は2,000円もあれば買えます。もちろん鍋料理にも使えます。

ぜひとも一度土鍋炊飯を検討していただければと思います。

材料と必要なもの

必要なもの

  • 土鍋…9号がおすすめです。
  • しゃもじ…プラスチック製が安価でおすすめ。
  • ご飯冷凍保存容器…ラップで包んでもいいですが、手間なく量を均一にできるのでおすすめです。
  • ご飯用計量カップ…家になければ、普通の計量カップにて180ccで計測すればOK。
  • ざる…プラスチック製が手入れが楽でおすすめ。
  • ボウル…ステンレス製が長持ちするためおすすめ。自身は17年使っていますがびくともしていません。

材料

精白米が6合と水900mlが必要になります。
本来これ以上必要な材料はないのですが、
今回は食物繊維を豊富にとることができる玄米と大麦を混ぜたものを紹介します。

以下が自分がたどり着いた、現時点での穀物割合になります。

  • 精白米…2合
  • 玄米…2合
  • ビタバァレー…1合
  • バーリーマックス…1合
    ※1合=180ccです。
  • 水900ml(1合あたり150ml)

精白米のみより、他の穀物を混ぜたほうがいろいろな栄養が取れることは間違いないです。
只、白米が一番美味しいのも真理だと思います。

まずは精白米6合を炊いてみて、精白米5合:ビタバァレー1合等と少しづつ自分が美味しく食べれるぎりぎりの割合を探っていくのも楽しみの一つになるかと思います。

ビタバァレー

マックスバリュで購入したもの

押し麦にビタミンB1を添加したものです。

800g290円ほどで売っていて比較的安価です。スーパー、ドラッグストア等で購入できるため、取り入れやすいのもポイントです。

バーリーマックス

オーストラリア政府が、国民の健康改善目的に10年かけて開発した大麦です。
食物繊維が玄米の7倍、大麦の2倍と豊富に含まれています。

食べたことがない方はファミリーマートで「スーパー大麦」と書いてあるおにぎりが売っていますので一度食べてみて食感等問題なければ取り入れてみるのも良いかと思います。

800g2,300円と多少値段が高いので先のビタバァレーなどと併用して使用するのが良いかと思います。

作り方

作り方は以下の通り。

下準備 〜米を研ぎ、浸水させる〜

  1. ざるに精白米及び玄米を入れる。
  2. ボウルにざるをいれる。水を入れ、手でお米を軽く握って離すを10回程度行う。水を捨てる。
  3. 2を三回行う。精米技術が発達しているため神経質にならなくてもOKです。
  4. 水をボウルいっぱいに張り、ビタバァレーとバーリーマックスを加える。
  5. 30分置いて浸水させる。

精白米のみで作る場合は、4を省いてください。

1〜3:ざるとボウルを併用することで水切りが楽になります
4:上に乗せるだけでOKです

ご飯を炊く

  1. ざるを上げ、軽く水を切り米と水900mlを土鍋に入れる。
  2. 蓋をし、強火で6分加熱する
  3. 弱火にし、更に6分加熱する
  4. 火を止め、10分蒸らす
  5. しゃもじで上下を入れ替えるようにご飯をほぐし、再度蓋をして1分蒸らす
  6. 冷凍保存容器に移す。冷ましたら冷凍庫へ。
1:水の量は1合に対し150mlです。
2:6分すると、沸騰して(煮立って)きます。
3〜4:蓋を上げずに見守ります。
5:鍋側面からしゃもじを入れ、お米を押し付けないようにします
6:すぐに容器に入れることで水分を飛ばさずに保存ができます。

まとめ

土鍋炊飯は「一度に大量生産」ができ「料理ができる気分」になれる、そんな調理法です。

白米と他の穀物をブレンドし、自分の味覚と栄養の折り合いのいいところを探っていけるのが炊飯の一番のメリットかと思います。

ポイントは強火で6分、弱火で6分、その後10分蒸らす。
これさえ守れば大きく失敗することはありません。

ぜひ一度お試しください。

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